ミールキットは冷凍食品やレトルト食品と違うの?
ミールキットも冷凍食品やレトルト食品も「手抜き料理」という意味では同じです。
家族の健康を預かる主婦としては「手抜き」と言う言葉に罪悪感を抱く人は多いでしょう。
だからこそ、わたしもミールキットをレトルト食品と同じ「悪」として捉えてしまっていたのです。
しかしそこには大きな違いがあることが分かりました。
商品に対するニーズが違う
ミールキットとレトルト食品では商品に求められるニーズが全く違います。 ミールキット誕生までの流れを追うと以下のようになります。
共働きで時間が無い → お惣菜やレトルトに頼りがちになる → 家族の健康が心配 → ミールキット誕生
つまり、
- レトルト:忙しいから「手抜き」したい
- ミールキット:「手抜き」しながら「栄養の心配も無くしたい」
というニーズの違いがあります。
このニーズの違いにより、商品自体も全く違うものになります。
1回の美味しさより継続利用した時の安心を大切にしている
冷凍食品やレトルト食品は使われた時に一発で「美味しい」と感じてもらうことが大切です。 そして1回でも多くリピートを稼ぎたい。
だから、驚きの低価格でインパクトのある濃い味付けの商品ができあがります。
一方、ミールキットは毎日の食事をそのまま代替えする手段です。 つまり頻繁に利用されることを想定しているため、食材の安全性、栄養バランスを大切にしなければいけません。
その結果、低農薬農法、野菜の栄養価、1食あたりの食材品目数の多さ、化学調味料不使用などにこだわったミールキットが続々と登場してきたのです。
これからはレトルト食品と比べてる場合じゃない
レトルト食品などの「単なる手抜き」との違いは分かっていただけたと思いますが、もはやミールキットは普段の自分の作る料理と比較すべきです。
ミールキットは、自分の料理ではできない品目数、塩分・糖質のバランス、安全な野菜の選定を全てやってくれています。
わたしはミールキットはこれからの食事のスタンダードに成りうるものだと考えています。